今やアメリカに次ぐGDP第2位の経済大国の中華人民共和国(中国)。我々日本人の生活の中でも必要不可欠なモノやサービスが中国製である事が増えてきました。
中国といえば2019年に放送されたドラマ「陳情令」がアジアだけでなく世界で人気になり、日本でも吹き替え版が放送されるなど話題となりましたね。
ストーリーだけでなく、陳情令 キャストがイケメン揃いだとファンになった方も多いそうです。
そんな中国ですが、実は日本の有名人にも元中国人で現在は日本に帰化している方が多くいます。
今回はそんな日本に帰化した元中国人を7人ほどご紹介します。
そもそも帰化とは?
「帰化」とは、簡単に説明すると外国人が日本の国籍を取得することを指します。
日本は二重国籍を認めていないため、母国の国籍を離れて日本の国籍を新たに取得します。
これにより戸籍が新たに作られ、配偶者や子供が日本人の場合は家族全員で同じ戸籍に入れるようになります。
さらに選挙権が得られ、社会保障も受けられるようになるなど、日本人と同じ権利を得て生活を送れるようになります。
日本に帰化した中国出身の有名人
それでは実際に日本に帰化した中国出身の有名人を7人ご紹介します。
阿部力(あべつよし)
俳優の阿部力さんは中国人の父親と、日本と中国のハーフの母親の元に生まれました。
母方の祖母が日本人であり、阿部力さん本人はクオーターということになります。
幼少期は中国で過ごし、阿部力さんが9歳の時に日本へ移住して帰化しました。
そして母方の祖母と同じ「阿部」の姓となりました。
ドラマ「花より男子」に出演し一躍有名になりましたが、最近はテレビでの露出が無く、現在はWebドラマや映画で活躍されているそうです。
熊江琉唯(くまえるい)
モデルやグラビアアイドルとして活動している熊江琉唯さん。
日本人の父親と中国人の母親の元で生まれ、9歳までは中国で暮らしていました。
その後日本へ移住して現在は帰化されています。
9頭身の見事なモデル体型で、人気番組「PON!」のお天気お姉さんに抜擢されたことでも話題となりました。
現在はYouTubeにて動画を配信しているので、気になった方は検索してみて下さい。
大門正明
ベテラン俳優の大門正明さんも実は元中国人です。
台湾人の父親と日本人の母親を持つハーフで、小学5年生の時に東京へ転居してきました。
その後、劇団へ所属して演劇の活動を経て役者の道へ進み、24歳でこれまでの中国籍を離れて日本へ帰化しています。
ジュディ•オング
歌手や女優として活躍しているジュディ•オングさんもその1人です。
台湾出身のジュディ•オングさんは、2歳の時に父親の仕事の関係で日本へ来ました。
9歳で劇団ひまわりへ入団し芸能活動をスタートしています。
そして1972年の日中国交正常化を機に日本へ帰化されました。
蓮舫(れんほう)
政治家で参議院議員の蓮舫さんは「1985年に帰化した」と公示して2004年の参議院議員選挙へ出馬しました。
中国人の父親と日本人の母親の元に生まれ、元々は台湾国籍だったようです。
しかし、2016年の民進党代表選挙に立候補した際に二重国籍の可能性を指摘され問題となったのは皆さんの記憶にもあるかと思います。
その後記者会見を開き、台湾国籍が残っていたことを謝罪し、台湾国籍からの離脱を発表しました。
張本智和
日本の卓球界のエースとして世界の舞台で活躍している張本智和さんも元々は中国籍でした。
2014年に張本智和さんは、父親と妹と共に日本へ帰化したそうです。
その際、苗字を「張」から「張本」へ変更しました。
帰化した理由としては、生まれ育った日本の代表として卓球をしたかったため、両親に日本への帰化をお願いしました。しかし未成年のみで帰化申請をすることが非常に難しいそうで、父親も一緒に帰化したようです。
そのため母親だけが中国籍のままだそうです。
橋本甜歌(はしもとてんか)
「橋本甜歌」でピンとくる方はもしかしたら少ないかもしれませんが、現在YouTubeで動画投稿をしている「てんちむ」さんがこの人です。
父親が日本人、母親が中国出身のハーフで、中国で生まれ栃木で育ちました。
てんちむ 昔は、小学校1年生の時にNHK番組「天才てれびくんMAX」へのレギュラー出演が決まり、芸能界デビューをしました。
その後はジュニアアイドルやモデルを経て、YouTuberとして成功をおさめています。
まとめ
メディアで活躍している人たちの中にも多くの帰化人がいます。
てんちむ 昔の様に、子供の頃から活躍している人もおり、まさかこの人も!?と驚くこともあります。
今回は元中国籍の人を紹介しましたが、他にも多くの国から日本へ帰化した人がいます。
気になった方は他にも調べてみるのも面白いかもしれませんね。
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