文化勲章受賞した野球界の偉人・長嶋茂雄の「心に響く」名言特集

史上最年長MVP受賞や567本の通算本塁打ランキング3位の記録を持ち、南海ホークスなどで活躍したことで知られている門田博光さん。2023年1月24日に74歳で亡くなったことが分かりました。

門田博光さんに関する報道を受け、今、王貞治さんや長嶋茂雄さんなど、日本プロ野球界のレジェンドたちに再び注目が集まっています。

そこで今回は、日本プロ野球界が誇るスーパースター・長嶋茂雄さんの名言や、プロフィール、偉大な功績の数々についてまとめてみました。

長嶋茂雄(ながしま しげお)さんのプロフィール

  • 生年月日:1936年2月20日
  • 年齢:86歳
  • 出身地:千葉県印旛郡臼井町(現・佐倉市)
  • 身長:178cm
  • 体重:76kg
  • 血液型:B型
  • 投球・打席:右投右打
  • ポジション:三塁手
  • プロ入り:1958年
  • 最終出場:1974年10月14日(引退試合)

兄の影響で小学4年生から野球を始めた長嶋茂雄さんは、千葉県立佐倉第一高等学校(現・千葉県立佐倉高等学校)、立教大学を経て1958年に読売ジャイアンツに入団。現役時代も、現役引退後も読売ジャイアンツ一筋で、「ミスタージャイアンツ」の愛称で親しまれています。

長きにわたり巨人の4番打者として活躍し、同時代に活躍した世界のホームラン王・王貞治さんとともに「ON砲」と呼ばれ、巨人のV9時代を築きました。

現役引退後は巨人の監督に2度就任し、2回の日本一を経験。また、2003年~2004年には野球日本代表の監督も務めました。

長嶋茂雄さんが残した数々の功績

長嶋茂雄さんは現役時代、数々のNPB(日本野球機構)記録を樹立し、引退後の2013年には国民栄誉賞を受賞しました。また、野球を国民的スポーツに押し上げた功績で、2021年にはプロ野球界では初となる文化勲章を受章しました。

長嶋茂雄さんが現役時代に獲得したタイトル

長嶋茂雄さんが記録した首位打者のタイトル6回獲得は、右打者記録であるセ・リーグ記録でもあります。また、最多安打のタイトル10回獲得は、6年連続と通算10回ともに日本記録となります。

タイトル名獲得回数獲得年
首位打者6回1959年~1961年/1963年/1966年/1971年
本塁打王2回1958年/1961年
打点王5回1958年/1963年/1968年~ 1970年
最多出塁王3回1959年~1961年
最多安打10回1958年~1963年/1966年/1968年~1969年/1971年

長嶋茂雄さんの主な受賞歴

下記以外にも「ベストドレッサー賞」や「新語・流行語大賞」など、様々な分野で表彰の経験を持つ長嶋茂雄さん。ベストナイン17回受賞は、入団から引退までの全シーズンでベストナインを受賞していることになり、これは史上唯一となります。また、日本シリーズMVP4回受賞はNPB歴代1位の記録です。

受賞名受賞回数受賞年
最優秀選手5回1961年/1963年/1966年/1968年/1971年
新人王1回1958年
ベストナイン17回1958年~1974年
ダイヤモンドグラブ賞2回1972年/1973年
野球殿堂競技者表彰1回1988年
日本シリーズMVP4回1963年/1965年/1969年/1970年
日本シリーズ優秀選手賞2回1966年/1972年
日本シリーズ打撃賞2回1969年/1970年
日本プロスポーツ大賞1回1971年
正力松太郎賞1回1994年 ※監督として
国民栄誉賞1回2013年
名誉都民1回2014年
文化勲章1回2021年

長嶋茂雄さんの心に響く名言10選

闘志溢れるプレイや、チャンスや大舞台での並外れた勝負強さで多くの野球ファンを熱狂させた長嶋茂雄さん。これまでに多くの長嶋茂雄 名言を残していますので、こちらで一部ご紹介します。

長嶋茂雄さんの名言は、アスリートを志す人だけではなく、仕事や学校の場面においても参考になる、目標に向かって努力を続ける人の心に響く名言が沢山あります。

  1. ウサギとカメならカメでいい。我慢する勇気が重要なんです。
  2. 挫折してもプライドは失わない、それは努力しているからだ。
  3. いつもずっと思っていることは、現実になっていきます。よいことを常に思っていましょう。
  4. 努力してますと練習を売り物にする選手は、プロフェッショナルといえない。
  5. 魂を込めて打てば、野手の正面をついたゴロでもイレギュラーする。
  6. 長嶋茂雄であり続けることは、結構苦労するんですよ。
  7. スターというのはみんなの期待に応える存在。でもスーパースターの条件は、その期待を超えること。
  8. 少なくとも、セオリー通りの安全な道ばかり歩いていては、生きがいなんか生まれませんよ。ときには冒険も必要です。周囲の批判を恐れず、「俺はできるんだ」とやり抜く、それが男のロマンでしょう。
  9. 「あしたはきっと良いことがある」。その日、ベストを出しきって駄目だったとしても、僕はそう信じ、ただ夢中でバットを振ってきました。悔いはありません。
  10. 若いプレイヤーが昔のように心から感動したり、感動しきれない。それは、やはり時代でしょう。だけど感動を知らない人生というのは、何か生きている味わいみたいなものがないわけです。感動はスポーツばかりじゃありません。あらゆるジャンルにある。何かに感動しながら日々新たな気持ちで挑戦して行く。これこそ生きる上での一番の王道と言えるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、現・読売ジャイアンツ終身名誉監督で、「ミスタージャイアンツ」としても知られている長嶋茂雄さんの名言や、プロフィール、偉大な功績の数々についてまとめてみました。

国民に多くの夢や感動を与えてくれた長嶋茂雄さんですが、スーパースターとしての華やかな表舞台の裏では、並々ならぬ努力を積み重ねてきました。その長嶋茂雄さんから発される言葉の一つ一つには説得力がありますよね。

今後もし壁にぶち当たったり、挫折しそうになった時は、今回こちらで紹介した長嶋茂雄 名言を是非思い出してみてください!