英語には、Compare “to”と”with’の 違いなどややこしいものが多くありますよね。この記事では、affectとeffectの違いを分かりやすく解説していきます。例文付きで詳しくご紹介していきますので、この記事を読めばaffectとeffectの違いを完璧に覚えることができるでしょう。今後の英語学習や英会話に役立てるためにも、しっかり違いを理解しておきましょう！
affectとeffectの違いを徹底解説！
affectとeffectの違いを解説する前に、知っておいていただきたいことがあります。それは、affectとeffectはともに名詞と動詞両方のはたらきをすることです。そして、名詞として使う場合にはそもそもの意味がまったく違い、動詞として使う場合には意味が微妙に違うという認識を持っておいてください。それでは、affectとeffectの違いを解説していきましょう。
affectの意味
affectは動詞で「～に影響を及ぼす」となります。さっそく例文を見ていきましょう。
The heavy rain will affect our plan.（その激しい雨は、私たちの予定に影響を及ぼすだろう。）
激しい雨が、予定に対して影響を及ぼすという意味を作る単語になります。affectは他動詞といって、affectのあとに「何について言っているのか」という”目的語”を必要とします。例文で言うと、our planに影響を及ぼすので、our planが目的語となりますね。
effect の意味
effectは動詞で「目的や計画を果たす」「～をもたらす」となります。こう見ると、affectとそこまで似ているとは思えませんよね。実はeffectは動詞と名詞で意味が異なり、名詞になるとaffectと同様に「影響」という意味になるのです。ここが、affectとeffectの違いで最もややこしい部分です。それでは、まずは動詞としてのeffectの例文も見てみましょう。
Our small effort effected a small change.（私たちの小さな努力は小さな変化をもたらした）
effectも他動詞なので、effectのあとには「何をもたらしたのか」「何を達成したのか」という目的語が必要になります。
affectとeffectの違いがややこしいのはこのケース！
affectとeffectの違いがややこしいのは、前述の通り動詞としてのaffectと、名詞としてのeffectを見たときです。前者は「影響する」となり、後者は「影響」となるので、まったく同じ意味のようにとらえられてしまうのです。しかし、動詞と名詞は活用法が違うことはもちろん、両者には使い方や意味合いに微妙な違いがあります。それでは、動詞としてのaffectと名詞としてのeffectの違いを見てみましょう。
| 違うポイント | affect | effect |
| 意味（品詞） | ～に影響を及ぼす（動詞） | 影響（名詞） |
| 目的語 | 必要 | 不要（名詞のため） |
| 使われ方 | 名詞でも動詞でも使われる | 主に名詞で使われる |
そもそも品詞が違うので、文章の中での使われ方や場所も明確に異なることが分かります。そのため、英語学習者の方にとっては「品詞が違う」という認識さえあれば、文章の中で間違って使うことはほぼないでしょう。
affectとeffectの違いはネイティブでも難しい！
affectとeffectの違いは、ネイティブや英語ペラペラYoutuberでも難しいといいます。英語が分かる人ほど、どの単語がどの品詞として使われているか気にしていない傾向もあり、affectとeffectを混同するケースが多いようです。しかし、日本人は英語の文法ルールに関する授業を義務教育から受けてきているので、品詞の違いを意識するだけでaffectとeffectの違いを飲み込みやすくなるのではないでしょうか。
まとめ
affectとeffectの違いを解説してきました。特にややこしいaffectとeffectの違いは、affectが動詞のときとeffectが名詞のときであると分かりました。品詞の違いという認識を忘れなければ、affectとeffectの違いも怖くないでしょう。どちらも名詞・動詞としての機能があるためややこしいですが、ライティングや論文でaffectとeffectという単語を使用するか迷った際には、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてくださいね。
